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粘土班は11名の利用者と共に「焼かない陶芸」活動に取り組んでいます。粘土の仕事を通して、情緒の安定、物を作り上げていく達成感や楽しさを育み、仕事に対する基本的な取り組み、技術の習得を目指しています。
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農耕班は、現在取り組んでいる作業の中でも、最初から続いている作業の一つです。利用者と職員が一緒に汗を流し、一人ひとりが決められた作業を達成することで、スタッフ全員の中に連帯感が生まれ、農作業を好きになって作業に対する意欲を伸ばしていった利用者もいます。
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さをり班では、現在3名のメンバーで週一回さをり織りの時間を設けています。さをり織りに関しては、作業としてではなく、個別の関わりを深め、よりよい関係を作ること、無理に誘わないで本人のやる気を大切にして楽しみの時間とすること、また、自分の好きな意図を用いて好きなように織っていくことで、個性や自発性を引き出すということを目的としています。
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作業選択の拡大をしようと立ち上げたのが「パン作り」です。利用者1人1人の持っている能力や感性を見極めながら、個々の力を活かせる作業としていきたいと思っています。さらに、パン販売によって「すだちの家」をたくさんの人に知ってもらい、自閉症者への理解、関心へとつなげていきたいと思います。
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委託作業班は13名の利用者と4名の職員で構成されています。作業内容は企業から委託された商品券の箱折りと家具の部品の袋詰めです。
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人との関わりを持つことが苦手で、呼びかけられても振り返らない、相手と目線を合わせようとしないなど、周囲の人との関わりを持つことが難しく、自分の思いをうまく伝えることが出来ない自閉症者が、地域に出かけていき、人と交わり、ふれあう実践の場として焼き芋販売を取り入れました。
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この班の特徴は、作業療育と生活療育が最も大きく関係しているところです。周りの刺激に敏感だったり、生活のリズムが不規則だったり、集団の中では作業が困難な人に対して、職員と一対一の個別的な関わりをしています。
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